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沿  革History

■ 沿革と活動平成27年3月

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 当地域に鎮座する阿伎留神社は、毎年九月に勇壮な神輿を繰り出す例大祭で知られているが、この祭礼に祭囃子を奉納することを目的として、昭和50年に町内の若者が中心となり「上町囃子連」を結成したのが始まりである。
秋川流域に古くから伝わる神田囃子を他町内で習得した経験者が数多く在住していたことから、これらのメンバーを中心に稽古をはじめる。

 あきる野市無形民俗文化財指定「留原囃子保存会」および「榮町囃子連」の指導を受けながら、より深い技能の習得を目指して活動を開始する。熱心な指導者と町内の協力により、翌年の阿伎留神社例大祭には奉納囃子を披露し、その後も各種イベントや他地域の祭礼に参加するなど、郷土芸能団体としての活動体制を確立した。

 昭和60年、練習方法を中心とした活動体制の見直しを実施する。技術の向上と後継者育成を最優先課題として掲げ、それまでの練習は祭礼前の数回だけであったのに対し、毎週水曜日を定期練習日として年間を通しての練習を実施する。それにともない子供会員を積極的に募集し、後継者育成にも力を注いだ。

まず、短期的な目標として取り組んだのが、東京都郷土芸能協会が主催する「祭りばやしコンクール」への出場である。それにより会全体の結束力も高まり、練習にも熱が入るようになった。

昭和61年第6回東京都祭りばやしコンクールへの初出場を果たすとともに、見事敢闘賞を受賞する。その後も入賞を重ね、平成2年と平成10年の二度にわたり最優秀賞及び東京都知事賞を受賞するなど、確かな実績を積み重ねてきた。

  一方、郷土芸能は社会教育の一環との理念に基づき、都立五日市高等学校において課外授業の講師を務め、神田囃子を指導するなど地域教育行政にも貢献している。

 近年は、文化庁委嘱事業「伝統文化こども教室」の実施団体に認定され、地域小・中学生への継承活動をらに強化し、その成果を家族や地域の方々に披露するために「こども囃子発表会」を開催するなど、伝統文化の普及啓発にも積極的に取り組んでいる。

  今後も技術の向上と後継者の育成に励み、日本人の心である伝統文化を末永く未来へ伝えることを使命として活動する所存である。

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